noriori
Jump to navigationアラファト議長死す
パレスチナ自治政府のアラファト議長の訃報を聴いて、世界の外交の主人公がまた一人消えてしまったとしみじみ感じました。パレスチナ問題についてよくわからなくても、あの人懐こい笑顔が見られないと思うとどこか寂しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
先日放送されたNHKテレビの「その時歴史が動いた」で、日本の幕末期に平和裏に政権移譲が行われる寸前までいっていたにもかかわらず、西郷吉之助（隆盛）らがゲリラ戦を仕掛けて幕府を挙兵させ、そして戊辰戦争になだれ込んでしまったという出来事を取り上げていました。その後西郷は西南戦争の中で没するわけですが、どことなくアラファト議長という人は西郷隆盛に似たところがあるような気がします。西郷は自分の配下の暴発を抑えることができずに西南戦争が起こり、アラファト議長も配下の暴発を抑えることができず、いわゆる和平へのロードマップが閉ざされた状態で世を去ってしまいました。その一方で多くの人に愛された人物であるというのも両者の共通項と思います。
イラクの問題に隠れがちですが、パレスチナ問題も世界みんなで考えばければならない問題です。何十年かかっても解決できない問題がすぐに解決できるとは思いませんが、アラファト議長とラビン首相が真のノーベル平和賞受賞者になる日が来ることを願ってやみません。
先日放送されたNHKテレビの「その時歴史が動いた」で、日本の幕末期に平和裏に政権移譲が行われる寸前までいっていたにもかかわらず、西郷吉之助（隆盛）らがゲリラ戦を仕掛けて幕府を挙兵させ、そして戊辰戦争になだれ込んでしまったという出来事を取り上げていました。その後西郷は西南戦争の中で没するわけですが、どことなくアラファト議長という人は西郷隆盛に似たところがあるような気がします。西郷は自分の配下の暴発を抑えることができずに西南戦争が起こり、アラファト議長も配下の暴発を抑えることができず、いわゆる和平へのロードマップが閉ざされた状態で世を去ってしまいました。その一方で多くの人に愛された人物であるというのも両者の共通項と思います。
イラクの問題に隠れがちですが、パレスチナ問題も世界みんなで考えばければならない問題です。何十年かかっても解決できない問題がすぐに解決できるとは思いませんが、アラファト議長とラビン首相が真のノーベル平和賞受賞者になる日が来ることを願ってやみません。
posted at 17:39:38 on 2004-11-12
by noriori -
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