noriori
Jump to navigation災害発生の伝達手段
神戸で開かれている国連防災世界会議で、先日のインド洋地震津波を踏まえて地震や津波の速報システムを構築することが提唱されました。果たしてうまくいくのか、少し心配な点があります。
日本でもテレビ・ラジオの「緊急警報装置」というシステムがあります。毎月一日の正午前にNHKのテレビやラジオで試験放送を行っていますので「ピロロロロロー」という音を聴いたことがある方もいらっしゃると思いますが、この信号を緊急警報装置の受信機能がついたテレビやラジオが受けると、スイッチが切れていても自動的にスイッチが入ってテレビやラジオから情報を得ることができる、という一見かなり役立ちそうなシステムです。
ところが実際にこのシステムがどの程度普及しているかといえばかなり「？」なわけです。日本海中部地震（1983年）にはまだ稼動していなかったと記憶していますが、日向灘地震（1987年）の時には緊急放送があったように記憶していますので、たぶん1985年年前後にスタートしたのでしょう。ところがこの時期は大きな津波を伴う地震がなかったためかあまりシステムが普及せず、奥尻島の津波地震（1993年）の時には警報装置つきのテレビやラジオはすでに製造中止になっていた、という情けない事態になっていました。地上デジタルテレビ放送用のテレビでは緊急警報を受けることができるそうですが、停電の恐れなどを考えるとやはりラジオにこそこの機能が普及すべきだと思いますが、現実問題としてそういった動きになっていません。
日本はよいシステムを作りながら、それが普及しなかったという失敗例を持っています。それを今度構築しようとしているシステムにどう活かすのか―というより、今からでも遅くないのだからまず国内でそういったシステムを普及させるべきではないかと思いますが、いかがでしょう？
日本でもテレビ・ラジオの「緊急警報装置」というシステムがあります。毎月一日の正午前にNHKのテレビやラジオで試験放送を行っていますので「ピロロロロロー」という音を聴いたことがある方もいらっしゃると思いますが、この信号を緊急警報装置の受信機能がついたテレビやラジオが受けると、スイッチが切れていても自動的にスイッチが入ってテレビやラジオから情報を得ることができる、という一見かなり役立ちそうなシステムです。
ところが実際にこのシステムがどの程度普及しているかといえばかなり「？」なわけです。日本海中部地震（1983年）にはまだ稼動していなかったと記憶していますが、日向灘地震（1987年）の時には緊急放送があったように記憶していますので、たぶん1985年年前後にスタートしたのでしょう。ところがこの時期は大きな津波を伴う地震がなかったためかあまりシステムが普及せず、奥尻島の津波地震（1993年）の時には警報装置つきのテレビやラジオはすでに製造中止になっていた、という情けない事態になっていました。地上デジタルテレビ放送用のテレビでは緊急警報を受けることができるそうですが、停電の恐れなどを考えるとやはりラジオにこそこの機能が普及すべきだと思いますが、現実問題としてそういった動きになっていません。
日本はよいシステムを作りながら、それが普及しなかったという失敗例を持っています。それを今度構築しようとしているシステムにどう活かすのか―というより、今からでも遅くないのだからまず国内でそういったシステムを普及させるべきではないかと思いますが、いかがでしょう？
posted at 18:29:23 on 2005-01-21
by noriori -
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田代義曠 wrote:
確かにおっしゃる通りですね、しかしオールマイテーな緊急警報装置の普及は当面無理と思いますが、沿岸部を走行中の車両やサーファー、釣り人あるいは海岸リゾート地を対象にした、避難誘導への伝達手段など、個別対応可能な製品開発はすぐにでも可能でしょう。まずはすぐできる、対応可能な事から手を付け意識の高揚を図るべきと考えます。東南アジアを含めた国際的な対策も大事ですが、最も緊急を要することは最終的な伝達手段、手法をどうするか、無線なのか携帯電話なのか、例えば震度５以上の地震が発生したら、大音響サイレンの鳴動、発炎筒で知らせる、高輝度キセノン灯で表示し同時に管理者に音声並びにメール通報する。遠隔地で発生する地震、津波警報に関しては極めて早く情報入手可能なな事から、管理者が地震＆津波警報装置の携帯電話に電話をかけて、あるいは無線で制御してサイレン、高輝度キセノン灯を遠隔制御で表示させる。警報装置のリセットは電話をかけて、あるいは人員で行う。電源はＡＣ１００Ｖまたは太陽電池を想定。これはほんの一例ですが直ぐにでも対応可能な一般的な技術です。国交省、運輸省などが地震＆津波警報装置の機器開発コンペなど企画するのも一案と思いますが如何でしょうか？
2005-03-18 13:04:32
田代義曠 wrote:
いえいえどう致しまして、むしろこの様な議論の場の提供の方が有意義と存じます。さて災害発生時の伝達手段ですが、?大別して伝令による通信?携帯電話、一般電話回線など有線による通信?無線による通信に大別されます。最も有効な手段はやはり防災無線かと思いまが、膨大な費用が伴うのも事実です。１市町単位で少なくとも数億円は必要ではないでしょうか？、また無線の場合、法令による多くの規制、許認可の問題、有資格者が必要など多くの問題もあります。危険度や優先順位に沿って整備するのも一案ですが、地震、津波、豪雨など突発的に発生する際の避難誘導へと特化した伝達手段だったら、1箇所50〜60万程度、仮に100箇所の整備しても5〜6000万程度の予算でも充分システム構築が可能ではないでしょうか？、費用対効果の検討と、まずは緊急避難的に防災システムを整備するのが大事と考えます。そんな事から機器開発コンペを考えた次第です。
2005-03-23 12:47:23
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