noriori
Jump to navigationニッポン放送労組結成に思う
東京地裁に続き、東京高裁もニッポン放送による新株予約権の発行を差し止める判断を示しました。こうなってくるとそろそろ双方落とし所を考えるという段になってきていると思うのですが、ここに来てニッポン放送の従業員が労組を結成し、ライブドアの支配に反対してゆくという記事がありました。世間では労組離れが叫ばれている中でこの労組はどんな存在感を見せるのでしょうか。
普通労働組合は従業員の待遇改善などを経営側に要求していくというものなのですが、報じられているところでは現在の経営陣を支持し、ライブドアの経営介入に反対するというスタンスを取るようです。現在の経営陣を支持する、というところにニッポン放送のアットホームな雰囲気が出ているとは思うのですが、それ故に経営陣の対抗策同様、社員側も対策が後手に周ったという感が否めません。亀淵社長もかつてはアナウンサーだった方でわれわれリスナーにもなじみのある方というのもあるでしょうが、あまり敵を作るタイプにも見えません。ところが今回はそれが裏目に出てしまいました。労使が対立というのはあまりよくありませんが、適度な緊張関係を保ちながら会社を動かしていくというのが一番理想的な形といえましょう。労使に緊張感があれば、今回のように隙を突かれて…というような事態を避けられた可能性が高かったんじゃないかな、と思います。タラレバになっちゃいますけど。
ただ、ニッポン放送も株式を所有しているヤクルトスワローズは、平成元年に日本プロ野球選手会が労働組合として認可された際に「うちの会社の体質とは違う」と、12球団でただひとつ加盟しなかったチームであります。その後加盟し、現在ではそのヤクルトの古田選手が労組選手会の会長として昨年の騒動でも活躍したわけですから、あるいはニッポン放送に「第二の古田」が現れないとも限りませんね。
普通労働組合は従業員の待遇改善などを経営側に要求していくというものなのですが、報じられているところでは現在の経営陣を支持し、ライブドアの経営介入に反対するというスタンスを取るようです。現在の経営陣を支持する、というところにニッポン放送のアットホームな雰囲気が出ているとは思うのですが、それ故に経営陣の対抗策同様、社員側も対策が後手に周ったという感が否めません。亀淵社長もかつてはアナウンサーだった方でわれわれリスナーにもなじみのある方というのもあるでしょうが、あまり敵を作るタイプにも見えません。ところが今回はそれが裏目に出てしまいました。労使が対立というのはあまりよくありませんが、適度な緊張関係を保ちながら会社を動かしていくというのが一番理想的な形といえましょう。労使に緊張感があれば、今回のように隙を突かれて…というような事態を避けられた可能性が高かったんじゃないかな、と思います。タラレバになっちゃいますけど。
ただ、ニッポン放送も株式を所有しているヤクルトスワローズは、平成元年に日本プロ野球選手会が労働組合として認可された際に「うちの会社の体質とは違う」と、12球団でただひとつ加盟しなかったチームであります。その後加盟し、現在ではそのヤクルトの古田選手が労組選手会の会長として昨年の騒動でも活躍したわけですから、あるいはニッポン放送に「第二の古田」が現れないとも限りませんね。
posted at 16:52:29 on 2005-03-23
by noriori -
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