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Jump to navigation21世紀、夢は現実になるか−JR東海・超電導リニア館
子供の頃、「のりもの図鑑」を貪るようにして読んでいた僕にとって、その頃描かれた「21世紀ののりもの」のなかでも一番のお気に入りだったのが超高速リニアモーターカーでした。21世紀も5年を過ぎた現在、技術的には実用レベルにはだいぶ近づいているのでしょうけど、やっぱり経済的な面なのかまだ実用には至っていません。まだまだ「未来に会いに行こう」の話ですが、この未来は次に日本で万博を行う頃には「現実」になっているのでしょうか。
一口にリニアモーターカーといっても色々ありまして、例えば都営地下鉄大江戸線もリニアモーターカーの一種ですし、万博のアクセス輸送に活躍する「リニモ」も然りです。ただ、現在までのところ都市間輸送として高速で走行するというリニアモーターカーは実現していません。リニモで採用されているHSSTという方式は日本では日本航空が開発を進めていた方式で、常電導磁石を使って浮き上がります。今まで筑波科学万博や横浜博覧会等で展示走行されていますので博覧会の顔とも言えるかもしれません。HSSTはコストが比較的安いのと、短距離から長距離まで実用化しやすいというメリットがありますが、1センチほどしか浮き上がらないので地上の小さな障害物でもトラブルの可能性があったり、あまり重いと浮上しない(実際リニモでありました)といったデメリット、さらには最高時速が450km/h程度と、新幹線の試験車両が叩き出した記録と大して変わらないというのも、これから都市間高速輸送手段として新たにインフラ整備するには？となってしまいます。
これに対して今回JR東海が展示しているマグレブ方式は旧国鉄が開発を進めていた方式で、超電導磁石で10センチほど浮上して走行する方式なので最高速度はかなり高く設定できるというメリットはあるものの、超電導技術がまだ確立されたものとは言い難い部分(人体に与える影響等も含めて)、またコストの高さ等で実現のメドはたっていません。
前置きが長くなりましたが、JR東海のパビリオンでは現在山梨県で実験走行が行われているこのマグレブ式リニアの立体映像を楽しむことができます。ただ、かなりCGで造った部分が多くて、立体映像にするとちょっとあらが出ちゃうのが難点ですね。あと超電導ラボというのもあります。こちらのほうがメインと考えたほうがいいかも知れませんね。今回は走行を楽しむというわけには行きませんが、少しは現実に近づいているのかな、とほのかな期待を感じさせてくれる展示ではありました。
一口にリニアモーターカーといっても色々ありまして、例えば都営地下鉄大江戸線もリニアモーターカーの一種ですし、万博のアクセス輸送に活躍する「リニモ」も然りです。ただ、現在までのところ都市間輸送として高速で走行するというリニアモーターカーは実現していません。リニモで採用されているHSSTという方式は日本では日本航空が開発を進めていた方式で、常電導磁石を使って浮き上がります。今まで筑波科学万博や横浜博覧会等で展示走行されていますので博覧会の顔とも言えるかもしれません。HSSTはコストが比較的安いのと、短距離から長距離まで実用化しやすいというメリットがありますが、1センチほどしか浮き上がらないので地上の小さな障害物でもトラブルの可能性があったり、あまり重いと浮上しない(実際リニモでありました)といったデメリット、さらには最高時速が450km/h程度と、新幹線の試験車両が叩き出した記録と大して変わらないというのも、これから都市間高速輸送手段として新たにインフラ整備するには？となってしまいます。
これに対して今回JR東海が展示しているマグレブ方式は旧国鉄が開発を進めていた方式で、超電導磁石で10センチほど浮上して走行する方式なので最高速度はかなり高く設定できるというメリットはあるものの、超電導技術がまだ確立されたものとは言い難い部分(人体に与える影響等も含めて)、またコストの高さ等で実現のメドはたっていません。
前置きが長くなりましたが、JR東海のパビリオンでは現在山梨県で実験走行が行われているこのマグレブ式リニアの立体映像を楽しむことができます。ただ、かなりCGで造った部分が多くて、立体映像にするとちょっとあらが出ちゃうのが難点ですね。あと超電導ラボというのもあります。こちらのほうがメインと考えたほうがいいかも知れませんね。今回は走行を楽しむというわけには行きませんが、少しは現実に近づいているのかな、とほのかな期待を感じさせてくれる展示ではありました。
posted at 10:59:22 on 2005-07-05
by noriori -
Category: EXPO-2005
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